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つながるみつける日記 ・episode8・

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つながるみつける日記とは

みなさんこんにちは!

まちづくりスポット仙台でインターン生として活動している嶺岸ほのかです。このブログでは、まちづくりスポットで活動されている団体さんの想いやお困りごとなどを私なりの視点から発信し、団体さん同士がつながるきっかけとなることを目標としています。

「人と人のつながり」を大切にしながら、私自身も学び、成長する日々です。このブログを通じて、新しい発見や繋がりが生まれるきっかけになれば嬉しいなあと思います。

ぜひぜひ、この記事を読んだら、気軽に反応もらえると嬉しいです!

▶︎#学びをシェア

食べることの大切さを未来へつなぐために−−自然栽培と有機農業に取り組む「ashi farm」佐藤晃江(さとうあきえ)さんにお話を伺いました

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asahi farmは、宮城県を拠点に家族で営む小規模農家です。

父が中心に自然栽培でお米を育て、畑では夏野菜や芋類を少量栽培。加工品づくりも手掛け、味噌や米粉のおやつなどを製造しています。

家族全員で農業と加工を支え、実家の農家レストランとも連携。地域のマーケットにも出店し、直接お客さんに届けています。

未来の夢−−身近に買える場所をつくりたい

晃江さんの夢は、自宅にプレハブの販売スペースを作ることだそうです!

「野菜や味噌、おやつを、いつでも買えるようにしたいんです。」

そして何よりも伝えたいのは、「良いものを食べて、自然を残していきたい」という思い。

食べ方や価値観は人それぞれですが、「無理なく、楽しく続けられる選択肢を増やしていきたい」と話します。

その理由−−安心できる食材を届けたい

小さな子どもやアレルギーがある方も安心して食べられるよう、材料や製法に細心の注意を払っています。

晃江さん自身は農業を専業としているわけではなく、加工品づくりが中心。畑仕事は父や弟と一緒に取り組み、小さな規模で夏野菜や芋類を育てています。

実家の田んぼ一枚を畑に変えて利用しており、家族全員で農業と加工の両輪を支えています。

原体験−−スポーツインストラクターから農業へ?!

運動栄養学科で栄養士の資格を取得した晃江さん。卒業後はスポーツインストラクターとして働いていました。

小さい頃から料理や食べ物の話題には自然と心が動き、学生時代も「食」に関する勉強を迷わず選びました。

出産を経験したことが、人生の大きな転機になったそうです。母乳や離乳食を通じて、我が子の成長と口にする食べ物との関係を実感。

「小さな口に入るものが、その子の体をつくり、未来を左右するんだ」と強く感じた瞬間が何度もあったそうです。

「だからこそ、安心できる食材を選びたいし、自分の手で作ってみたいと思うようになったんです。」

よりみち話

ここでちょっと脱線して、よりみち話です。

「好きな食べ物って何ですか?」と聞くと、晃江さんは即答でした。

「お肉とエビが一番好きなんです!特に塩麹に漬けたお肉はもう最高で、、!もちろん野菜も好きですよ。でも、お肉と一緒に食べると、おいしさが倍になる気がして。」

オーガニック野菜を育てているイメージからは意外な答えに思えましたが、嬉しそうに話すその姿を見て、私も大共感できました!

実家にあった“当たり前”の価値

晃江さんの実家は、父が20年以上も農薬や化学肥料を使わずにお米を育てています。

自然栽培は、天候や害虫、雑草との闘いがつきもの。収量が少ない年も珍しくありません。

しかしその分、口にしたときの甘みや香り、そして安心感は格別です、、!

「子どもの頃はその価値に全く気づいてなかったんですよ。当たり前すぎて。大人になって改めて食べてみて、初めて『おいしい』だけじゃない良さを感じました。」

この経験から、父の自然栽培米を生かしてもっと広く届けたいという思いが芽生え、米粉のおやつや味噌づくりに挑戦しました。

農業の現場は毎日が実験

「農薬はできるだけ使いたくないんです。」

晃江さんは2年前まで、無肥料栽培にも挑戦していました。しかし、野菜の生育が思うようにいかず、収穫量も不安定。そこで今は有機肥料を使いながら、土を再生させる方法を試しています。

農業経験ゼロからのスタートだったため、YouTubeや書籍で学び、有機農家に通って1年間みっちり修行。

「農業って、知識だけじゃなく経験と感覚がものを言う世界だと痛感しました。」

それでも失敗も含めてすべてが学び。「うまくいかないことばかりだけど、焦らずじっくりやるのが大事」と笑顔で話します。

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人との出会いが、活動を支えてくれる

晃江さんは、人とのつながりをとても大事にしています。

同じように「子どもや未来の健康」「自然環境」を守りたいという想いを持つ人との出会いは、活動の原動力です。

また、農業を仕事として続けるには、販売価格の設定や営業の知識も欠かせません。

「野菜を作る技術だけじゃなく、それを届けるための知恵も必要なんですよね。だから、異なる視点を持つ人と話す機会はすごく大事にしています。」

また、有機農業は、機械化しても収量が少なく、虫食いの野菜も多いのが現実です。

 それでも農薬や化学肥料は使いたくない──。その想いは揺るぎません。

 「国や自治体から支援があれば、畑を広げてもっと多くの人に届けられるのに」と語ります。

実家農家のレストランの“ゆるやかさ”

実家では、父の自然栽培米を使った農家レストランを経営。現在は母と姉が中心に経営を担い、晃江さん自身もお手伝いしています。弟や父と一緒に畑を支え、家族全員で営みを分かち合っています。

ビーガン向けに豆腐ハンバーグを用意しつつ、ビーガンでない人もそれを選べるという自由さが特徴です。

「絶対こうでなきゃ」という押しつけはなく、誰もが気軽に食卓を囲める空間。

そこでは自然に会話が生まれ、食を通じたつながりが広がっていきます。

“つながるみつける”ポイント

晃江さんが求めているのは、
 • 子どもや未来の健康を大事に思う人
 • 自然栽培や有機農業に興味があり、学び合える人
 • 農業を仕事として続けるための知恵を共有できる人
 • 違う価値観にもオープンな人

「畑やマーケットでの交流を通じて、一緒に未来の食と自然を守っていけたら嬉しいです。」

ブランチオーガニックマーケットにも定期的に出店し、直接お客さんとやりとりをしています。

「こういうの探してました!」と言われた瞬間が、一番の励みになるそうです。

取材の最後、晃江さんは笑顔でこう言いました。

「食べることって、生きることそのもの。だからこそ、いい食べ物を選びたいし、その背景も知ってほしいんです。」

あなたなら、大切に育てられた自然栽培米を握るなら、どんなおにぎりにしますか?

asahi farmのオーガニック味噌やお菓子に興味が湧いた方、一緒に活動してみたいと思った方は、ぜひ「ブランチオーガニックマーケット」へ!晃江さんと直接お話しできます。

お問い合わせや交流は、こちらからお気軽にどうぞ

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